じょうるりに行こうセッションvol.7「鷺娘二題」

終了しました

一面に雪がしんしんと降り続く景色の中、池辺に白無垢の衣装をまとった鷲の精。

「鷺娘」は、墨絵を思わせるような幻想的で美しい場面と、静けさと華やかさを織り交ぜた展開などが魅力的であるため、今日まで様々な芸能分野で上演されています。
長唄【鷺娘】は、恋に悩む女の胸の苦しさのうち、地獄の責めに苦しみもがき、やがては力尽きて息絶えていくさまを表現した詩的な曲であるに対し、義太夫節【鷺娘~花競四季寿より~】は、四季を題材にした中の「冬」を表した曲で、春を待ちわび、自然の恵みに感謝するという明るい雰囲気の内容になっています。
今回演奏していただく鶴澤友輔(東音三木千佳子)さんは、長唄の三味線奏者として活躍されていましたが、義太夫節の魅力に取り付かれて太棹三味線を弾くようになった浄瑠璃の世界では珍しい経歴の持ち主です。
本公演は、長唄と義太夫節、2つの「鷺娘」をお聴きいただけるまたとない機会です。
さらに、本来、人形浄瑠璃の音楽である義太夫節にあわせて舞踊家/檜千尋さんが創作舞踊を披露するとともに、長唄にあわせて勘緑さんが浄瑠璃人形を遣います。【出演】
浄瑠璃人形遣い/勘緑+木偶舎
義太夫節/鶴澤友輔
長唄/東音三木千佳子
創作舞踊/檜千尋

  • 開催日
  • 2017.02.19(日)
  • 開催時間
  • 17:30~18:30

住所:徳島県徳島市川内町宮島本浦184

  • 入場料
  • 一般:410円
    高・大学生:300円
    小・中学生:200円
  • お問い合わせ
  • 徳島県立阿波十郎兵衛屋敷
    TEL:088-665-2202
    FAX:088-665-3683