江戸時代に確立した落語は、現代にも受け継がれている日本の伝統芸能です。「笑っちゃう会」はドイツ館を寄席として行われる落語会。大好評につき、今回で第8回を迎える恒例の行事であり、上方落語家・林家竹丸氏により、二席の落語が披露されます。また、四国大学教授・須藤茂樹氏(元徳島城博物館学芸員、徳島で江戸落語を楽しむ会)による落語解説・対談のコーナーも設け、落語好きの方も、初めての方にも、皆様に気軽に楽しんでいただける落語会となっています。ドイツ館と落語、洋と和の異色のコラボレーションが生み出す奇妙な面白さを、是非一度ご覧ください!
■出演■
落語:上方落語家・林家竹丸
解説:四国大学教授・須藤茂樹
■プログラム■
[落語]
・ハンカチ
倦怠期を迎え、毎日ケンカが絶えない40代の夫婦。ひょんなことから夫が商店街主催の“あるコンテスト”に出場するはめに。しぶしぶステージに上がった夫は聴衆を前に何を語るのか・・・。上方落語協会主催のコンクール「上方落語台本募集」にて2009年に入賞した新作落語(作者は漫才コンビ「2丁拳銃」の小堀裕之さん)。
・荒大名の茶の湯
豊臣秀吉の死後、政局は風雲急を告げる。天下獲りをねらう徳川家康は豊臣政権の安泰を図る石田三成との対立が深まる中、諸大名を抱き込もうと露骨な多数派工作を開始。中でも秀吉の子飼いの加藤清正、福島正則ら7人の荒くれ大名たちを味方にできるかが最大のポイントだった。家康の参謀、本多佐渡守正信はその意を受け、さっそく清正らを茶会に招く。だが、荒くれ大名たちは茶の作法を全く知らない。彼らは無事に茶会を乗り切れるのか!?
[対談・解説]
・『関ヶ原』を語る