【 “祈り” は、在るのだろうか? 】
と、題させてもらったのは、ぼくの直感です。
四国という日本でも稀有な土地柄であり、常にお遍路さんであり、お寺さんであり、神社さんが身近にあり、阿波踊りという伝統的な「祭」を有する、そんな徳島県において。
この「祈り」という言葉は、常に皆さんの側に在ると当時に、距離感を計り切れない、未知数を含む言葉ではないでしょうか?
物事を理解するためには、まずは言葉の意味を理解し、それを立体的に捉える必要があるのだと思います。
それらの言葉、もっと言えば「漢字」の持つ本来の意味を、古代の象形文字まで遡り、一緒に読み解いてみませんか?
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□ 字源モノガタリとは □
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そもそも “字源” とは、字の如く『文字の源』のことを云い、漢字の成り立ちのことを表しています。
現代使われている漢字は、主に「活字/フォント」であます。その元である、象形文字の字形からは遠くかけ離れた字形に変わってしまった、言うなれば「成れの果て」もしくは、「利便性を求めた最終形態」とも言えるのではないでしょうか?
漢字の源流を遡ると、「甲骨文字(こうこつもじ)」と呼ばれる ”象形文字” に辿り着きます。
絵にも似た、図象を表しているかのような、独特な筆致と構造をしているために、新たな視点で漢字の世界を感じる必要があります。
この「字源モノガタリ」の全体を通してのテーマは、物事の本質に立ち返り、原点からのエネルギーを知ること。
そして、古代の人々と我々現代人とが、肩を並べて友となること。
また、文字に奥に隠された歴史、奥行き、豊かさ、美しさ、などをも感じてもらう為です。
神事・祭・祈り・神社・龍・雨・風・奉る・祀る・・・。など、
当日は、さまざまな文字を辿りながら、「生命」「祈り」という大きな命題に向き合っていこうと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。