徳島県下には、徳島市勢見町、鳴門市撫養町、そしてもう一つ、阿波十郎兵衛屋敷がある徳島市川内町宮島本浦の3ヵ所に、三金刀比羅(ことひら)といわれる由緒ある神社が存在し、昔からこんぴらさんとして親しまれています。
宮島のこんぴらさんの玉垣には、寄進者として当時を代表するような藍商人の名前が連なっており、藍を運ぶご用船の航海安全を祈願したことがうかがえます。
今年の秋祭りは、阿波木偶箱まわし保存会が神社の本殿において、五穀豊穣、無病息災、家内安全を祈願する祝福芸「三番叟まわし」を奉納するほか、十郎兵衛屋敷において特別公演「阿波木偶箱まわし」を上演します。
また、11月2日から特別展「阿波の門付け用具」を開催します。
「三番叟まわし」や「えびすまわし」の門付けに使用された衣装人形、運搬のための木箱や天秤棒といった資料を展示するほか、三番叟まわし等の活動エリアや期間など、4年間に渡る調査結果をご覧いただきます。(~11月10日まで)
●宮島金刀比羅神社(十郎兵衛屋敷から280m)・・・入場無料
13:00「三番叟まわし」奉納
●徳島県立阿波十郎兵衛屋敷・・・入館料必要
14:00定期公演「傾城阿波の鳴門」
★15:00特別公演「阿波木偶箱まわし」
●特別展「阿波の門付け用具」
期間/11月2日(土)~11月10日(日)